こんにちは。南さやかです。
アメリカで3人の子どもを育てながら、家族の中で”私だけミニマリスト”をやってます!
我が家はこれまでシンガポールで3年、そしてアメリカで6年。合計9年間、海外で暮らしています。
現在はニューヨーク近郊で3人の子どもを育てながら「私だけミニマリスト」として日々を送っています。
よく聞かれるのが、
「海外に住んでいるんだから、お子さんたちは英語ペラペラなんでしょう?」
「住んでいれば自然に英語を話せるようになるんですよね?」
今日は、この質問に正直にお答えしたいと思います。
■ 海外に住めば英語は勝手に身につく?
私の結論はシンプルです。
「勉強しなければ、英語は話せるようにはならない」。
自分の身をもってヒシヒシと痛感しています!笑
当たり前のようなことを言ってますが、海外で暮らしていても、その国の言葉を聞こう・理解しよう・学ぼうとする姿勢がなければ、自然に身につくことはありません。
これは大人も子どもも同じです。母国語ばかりを話して、母国語だけの環境で暮らしていれば、その国の言語が身につくことはない。
だからこそ「環境」だけでは不十分で、そこに努力と意識が必要だと、9年暮らしてみて強く実感しています。
■ 現地の学校に通うことで身につくもの
子どもたちの場合は分かりやすいです。
我が家では現地の学校に通わせているので、授業も宿題も友達との会話もすべて英語。先生が英語で話し、クラスの子どもたちも英語でやり取りする。そうした環境にいるからこそ「理解しよう」とし、結果として英語力が伸びていきます。
ただし、それでも“放っておけば自然に”ではなく、本人たちが頑張って吸収しているからこそ伸びているんですよね。
たまに学校の先生が言っている内容が理解できずにボーっとしてたから授業の内容がわからなくて宿題に困っていたりもします。
ここで親としてサポートできればいいのですが、例えば算数の計算の解き方が日本とアメリカでは少し違っていたり、中学生ぐらいの問題になると、私がそもそも内容を理解できず答えられなかったりします。
語学力や学習力の無さに自分で落ち込むことも多々ありますが、成績や内容の理解度も完璧を目指さず、ストレスを溜めないように我が家はゆるーくやっています。まぁその方針のせいで英語力はあまり伸びていないのでオススメはできませんが。。。
■ 大人の場合の現実
大人も同じです。
便利な翻訳機や日本人コミュニティに頼っていれば、現地の人とほとんど関わらなくても生活はできます。実際、何十年もアメリカに住んでいる日本人の方でも「英語はカタコトで発音も日本人っぽい」ということはよくあります。
それでも今の便利な時代においては、生活には困らない。
だからこそ「海外に住んでいる=英語がペラペラ」というイメージは大きな誤解だとご理解下さい。
■ 我が家の3人の子どもたちの違い
ここで少し我が家の話をしますね。
- 長女(13歳)・長男(11歳)
日本語教育を優先した時期があったため、現地校に入ったのは小学校の途中から。
英語は「学習言語」として身につけています。
文法の理解は進んでいますが、発音や自然な表現では苦戦することもあります。
母国語である日本語は全く問題ないですが、英語はネイティブとはまだ呼べない感じです。 - 次女(5歳)
アメリカで生まれ、1歳半からデイケア、今はキンダーガーテンの学年で学校に通っています。
家では日本語の環境ですが、学校生活は英語なので、発音はネイティブに近い印象です。
上の2人よりも自然に英語を話していて、家でひとりで遊んでいる時もボソボソ話してるおままごとの会話が英語だったりすることも。
このように、いつから・どのような環境で英語を使っているかによって、子どもの英語習得度は全く違うのを感じています。

■ 英語を話せるようになるために必要なこと
英語を身につけるスピードは、海外にいる分確かに早いと思います。でも大事なのは「意識して学ぶこと」。
- 間違えても話す
- 英語を聞く時間を増やす
- 語彙や発音を意識して練習する
こうした積み重ねなしに「海外にいるから自然にペラペラになる」とは言えません。
■ まとめ:海外生活9年でわかった真実
「海外に住んでいる=英語が話せる」は幻想です。
実際、英語アレルギー的な感じでずっと勉強を避けてきた私は今だにチンプンカンプン。
海外にいても、話さなければ話せるようにならないし、学ぼうとしなければ伸びません。
でも裏を返せば、環境を活かして学べば、日本にいるよりも圧倒的に早く英語は伸びる。
私も子どもたちも、その現実を身をもって体験しているところです。
この記事を書いていて改めて「ちゃんとやろう!」って思いました(遅すぎる)
これから海外生活を考えている方や、「住んでいるのに英語が伸びない」と悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
ここまでお読み頂きありがとうございます!


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